裏原宿
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裏原宿(うらはらじゅく)は、東京都渋谷区神宮前から同区千駄ヶ谷までの一帯に広がる服飾洋品店の総称。おおむね旧渋谷川暗渠に面して店構えをしている。JR山手線原宿駅からは一旦明治通りを渡り川に向かって坂を降りないといけなく、更に店の構造も通常の民家と大きな違いがない。前面道路も狭隘で人目に付くのを拒んでいる雰囲気なので原宿の全国に名を知られた洋装店街と区別するため「裏」原宿と呼ばれている。
[編集] 特徴
店員と購買客との区別が付けにくい。また看板もないし積極的な売り口上もみられない。入口出口も複数ある店舗が多い。浮動的な客層が意識せずに来店できまた退出できるという狙いがある。 購買層が10代20代が中心である以上他者の干渉を好まない若者気質をよく捉えている。アウトレットモールと共通する販売手法であり近年10年程度の認知経緯しかないが全国的に関心を集めている。
[編集] 展開
千葉県柏市の「裏柏」など若年層の多い地域で広く応用されている営業形態でもある。元来既成の服飾営業に飽き足らない先鋭的なデザイナーが製造・販売・店舗形態の全てに独自色を出そうというのが根底にある。商品もメディアで取り上げられるかまたはそういった紹介を徹底的に無視するかという観点で選定しており、方針概念が極度に先行したものになっている。このため商学経済学などから研究の対象にする者も多い。