西田憲正
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西田 憲正(にしだ のりまさ、1946年8月25日 - )とは富山県出身の日本の実業家。大手ビジネスホテルチェーン株式会社東横イン創業者であり初代代表取締役社長、現在同社取締役会々長(2006年7月1日現在)。
[編集] 概要
日本大学商学部卒業後、1969年に大冷工業に入社後、1972年には聖徳電気工事に転職し1979年には同社の代表取締役に就任した。
1986年2月 蒲田にビジネスホテル東横インの第一号店をオープンした。
2006年1月27日 横浜日本大通り駅日銀前店を確認検査が終わった後に違法改造し、西田は発覚後の会見では反省しているとは思えない口調で話し、世論の批判を買った(また女性従業員の酷使についても批判が集まった)。
2006年5月31日 株式会社東横インは、委員会設置会社に組織変更、西田は一連の違法工事問題の責任を取って代表取締役社長を退任し取締役会々長に就任した。 なお委員会設置会社では取締役には業務執行権は無く、また会社の代表権も代表執行役(同社では代表執行役社長の重田訓矩)となることから、西田は経営の第一線から退いたことになる。
また素人の女性をホテルの支配人にするなど今までとは違った斬新な経営を行い、2005年3月現在で客室稼働率は83.1%で他のビジネスホテルの客室稼働率の67.4%を大きく上回っている。現在の東横インの売上は257億円にもなっている。
[編集] 著書
- 『家族・友達・仕事のために自分を知ろう―人生を豊かにする内観』 ISBN 4812701309
- 『東横インの経営術―女性のセンスを生かして日本一のホテルチェーンを創る』 ISBN 4535584087