親子丼
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親子丼(おやこどん、-どんぶり)とは、鶏肉、玉ねぎなどを割り下で煮て卵でとじ、丼飯の上に乗せた料理で丼物の一種。「親子丼」という名前は鳥の肉と鶏の卵を使うことに由来する。つまり、親が鶏で子は親が産んだもの、つまり鶏卵である事に由来する。
親子どんがよく使われる名称であるが、地方によっては親子どんぶりと言うこともある。
東京都中央区日本橋にある鳥料理専門店「玉ひで」の五代目当主の妻「山田とく」が1891年に考案したのがはじめである。元祖親子丼は、割り下で鶏肉のみを煮て卵とじにしたもので、現在のように玉ねぎやみつば等の材料は使われていない。
また、派生としてサケの刺身または鮭フレークとイクラをのせたものを指すこともある。この場合、区別するために海鮮親子丼とよばれる。
親子丼の具材をかけうどんに乗せた親子うどんというのもある。