玉ひで
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玉ひで(たまひで)は、東京都中央区日本橋人形町一丁目にある老舗鶏料理店。
[編集] 沿革
- 1760年(宝暦10年) 御鷹匠仕事の店「玉鑯(てつ)」として創業
- 1860年頃 軍鶏なべ専門の店として模様替え
- 1883年(明治16年) 現在の地、人形町1-17-10(当時蠣殻町2-14)に移転
- 1892年~1895年頃(明治25年~明治28年) 山田とくにより親子丼が考案される
- 1897年頃(明治30年) 山田秀吉が五代目を継承し、この頃より「玉ひで(玉鑯(てつ)の秀さん)」という通り名が人口に膾炙する。
- 1949年(昭和24年) 戦災復興後、仮店舗で営業再開。
- 1956年(昭和31年) 現在の地で本店舗として営業開始。
[編集] その他
多くの老舗が軒を並べる人形町界隈でも、昼時の行列は一際目を引くものがある。 11時半から14時まで(但し13時までに列に並ぶ必要あり)の期間限定で、安価な値段で昼食メニューを出しており、「とく親子丼」(800円)が人気である。 店内に入ってからも10数人ほど並ぶ必要があり、番号札を受け取って下足を預け、窓口で食券を買う必要がある。 また、親子丼は持ち帰りも可能であり、使い捨て容器に盛られた親子丼を持ち帰ることができる。この場合には並ぶ必要はなく、長い列を横目に素早く購入することができる。