ノート:解離性同一性障害
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「また、多くの多重人格をテーマとした小説や映画などを見ても分かる通り、その症状ばかりが好奇の対象となりやすく、この疾患のほとんどが幼児に対する性的暴行などの残忍な虐待を背景に持つことについては軽視されがちである。」の部分はいささか認識がずれていると思う。自己同一性(アンデンティティ)は文学や映画の最も重要な主題であるため、解離性同一性障害が題材として取り上げられるのは当然の話で、何も「好奇の対象」だけで取り上げている訳ではない。また、「トラウマ」や「PTSD」という言葉がワイドショーで何の注釈もなく使われるいま、解離性同一性障害を扱った小説や映画が幼児期の虐待を取り上げないとは考えにくいし、実際何らかの形でその部分を描いている場合が多い。従って世間はこの病気を面白がって見るだけでロクに理解していないといった論調は的を射ていない。改定案として「自己同一性(アンデンティティ)がテーマになることが多い文学や映画においては、症状の興味深さも手伝って解離性同一性障害を題材にするものがある。そのため精神医学で認知されてからの歴史が浅い割りに、解離性同一性障害の世間での認知度は高い。」--Rumhi 2005年8月4日 (木) 20:41 (UTC)
ご意見ありがとうございます。「実際何らかの形でその部分を描いている場合が多い」については「最近の」映画・文学についてはその通りだと思います。しかしその独特の症状がストーリー構成に大きな影響を与える一方で、疾患の残虐な背景にはあまり重点を置いていないものが多いような気がします。
#話はそれますが、私は小説や映画はあまり沢山観読する方ではありませんので、もし「このような疾患さえも生んでしまう児童虐待は世の中からなくなるべきだ」と思わせるような作品がありましたらぜひ教えて下さい。
また認知度についてですが、現状とても低い状態だと思います。経験としてですが、疾患の詳細や原因、DSM上の疾患名を知らない人はとても多いです。また懐疑論者も多く、ネットでもしばしば否定論や誤解(人間だれしも多面性がある、など)を見かけます。Wikipedia英語版などは懐疑色一色です。以上の理由で改定案には賛成できません。客観性のある指標も探したのですが中々みつからず、主観的な論調になってしまったことをお詫びします。
編集について。「主人格」の定義に誤りがあったので訂正しました。元の人格は「基本人格」ですが、これについてもいずれ加筆したいと思います。
本文中の「極希に、この「交代人格」と「主人格」が記憶を共有し、ある条件のみで人格が交代されるものもある。(世界で3例しか発見されていない)」について一旦削除いたしました。3例という具体的な数字の根拠が明らかでなかったためです。また、交代人格と主人格が記憶を共有する例は珍しくないと思います(両者の記憶が「等しい(完全に同一である)」ケースは非常に珍しいと思いますが、もしそういった意味でしたらすみません)。特定の条件でしか人格交代が「起こりにくい」例も多くあるように思います。Canadie 2005年11月7日 (月) 06:53 (UTC)
目次 |
[編集] (無題)
初めまして。藍漸(アイゼン)と申します。先ず最初に二つの事をお断わりさせて頂きます。
- 1.私は数年前から現在も解離性同一性障害の方のサポートをさせて頂いております。従って主観的な意見になってしまうだろう事を先に陳謝致します。
- 2.私はサポーターという立場上、この内容につきましては完全に客観的立場をとれる環境に居りませんので現時点での内容の編集は控えさせて頂きます。悪しからずご覧の皆様方にご了承頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
[編集] 世間の目について
「実際何らかの形でその部分を描いている場合が多い。従って世間はこの病気を面白がって見るだけでロクに理解していないといった論調は的を射ていない。」 についてですが、残念ながら事実理解してない方が多く居り面白がっている方も居ります。 ですが理解しろというのは正直不可能な話しだと思っています。受け入れてもらうしか無いのが現状であり、相変わらず人の多面性との混同が多く見受けられます。 それだけでなく、詐病と思っている方も少なくありません。私の様なサポートをしている側の人間が、色々と説明してやっとなんとか受け入れてもらえるといった感じなのです。 ネット上に於いてはこのサポートがほぼ不可能に近いのも事実なのです。 何故ならば、ネットという環境が解離性同一性障害を騙ろうと思えば非常に騙り易い環境だからなのです。 ですから私はサポートする側の人間として、言って良い範囲と言ったらマズイ範囲を明確に定めており、騙られる事によって解離性同一性障害を抱えておられる方々が感じる苦痛を少しでも減らす事に注力せねばならないのです。 理解してもらうだとか理解させようだとかそういう事は全く望まなくなっているのです。ただただ受け入れてもらえればそれで良いのです。 自分のアタマとココロ(精神)の事すら理解出来ないヒトが、他人の事を真の意味で理解出来るとは到底思えませんので。
[編集] 書籍について
「もし「このような疾患さえも生んでしまう児童虐待は世の中からなくなるべきだ」と思わせるような作品がありましたらぜひ教えて下さい。」 「ビリー・ミリガンシリーズ全巻(24人:上・下巻 23の棺:上・下巻)[ダニエル・キイス文庫(ハヤカワ書房)]」及び「"it"と呼ばれた子シリーズ全巻[ヴィレッジブックス]」こちらを観読なさっては如何でしょうか。 前者は解離性同一性障害についてであり、後者が虐待についての書籍になります。 両方とも文庫になっております。どちらを先に読まれても良いと思いますが、読むのであれば両方読んで頂きたく思います。
--藍漸 2006年1月16日 (月) 22:58 (UTC)
[編集] 削除依頼
なぜ削除依頼中なのでしょうか?理由は明記されないのでしょうか?Shusugai
- 削除依頼の理由については、Wikipedia:削除依頼/神戸連続児童殺傷事件をご覧下さい。Canadie 2006年5月17日 (水) 17:36 (UTC)
[編集] 出典の明記の必要性
交代人格は交代人格で「普段の自分(主人格と呼ばれる)」とは独立した記憶を持っている事がほとんどである。 >>根拠を示さない断定的表現が目に余る2006年7月16日 (日) 01:09 (UTC)
- 因果律が逆ですね。「主人格と独立した記憶を持つ交代人格がいる」のがこの疾患なのです(DSM-IV-TR/ICD-10)。ただ、そういった交代人格とは別に、主人格と記憶の大部分を共有する別の交代人格が現れるケースがありうるので断定的な表現を避け「ほとんど」としたまでです。「記憶の独立」に関してはほとんどのこの疾患に関する文献に明記されています。参考文献を参照して下さい。
患者のほとんどが幼児期に何らかの児童虐待を受けている<<要資料提示、資料を示さない断定的意見を削除
これも同様です。フランク・パトナムの調査では、この疾患の患者の100人のうち97人が幼児期に何らかの虐待を受けています。うち、性的虐待は87人です(Putnam, F.W. (1996) Diagnosis and treatment of multiple personality disorder. The Guilford Press ISBN 0471132659)。コリン・A・ロスや他の研究者も同様の調査結果を発表しており、このことはほとんどのこの疾患に関する文献に明記されています。参考文献を参照して下さい。
失礼ですが、当該記事は文末に参考文献を挙げていますので、次回「出典の明記」を貼る時は、最低限参考文献に目を通されてからお願いいたします。Canadie 2006年7月16日 (日) 03:09 (UTC)
出展を示すときは基本的情報を全て示すように。(まあこれは常識ですが)資料も一つの資料に依拠するのではなく複数クロス確認できる資料を示す必要あり。2006年7月16日 (日) 07:39 (UTC)
失礼いたしました。出版年を追記しておきました。足りない情報があればISBNも併記しておきましたのでそこから辿ってください。資料については上記書籍のほかに、本文中にも書いてある Deborah Bray Haddock(2001)、The Dissociative Identity Disorder Sourcebook、Contemporary Books、ISBN 0-7373-0394-8や服部雄一(1998)、多重人格者の真実、講談社、ISBN 4-06-269010-1などで確認可能です。Canadie 2006年7月16日 (日) 14:24 (UTC)
編集コメントをミスしました。解離性同一性障害の原因のほとんどが幼児期の継続的な虐待によるもの、そのうち性的虐待が多数を占めるということについては研究・調査の結果、研究者の間でコンセンサスが取れている部分であり、このことは様々な書籍で確認可能です。もう一度書きますが、無根拠だと断定する前に提示してある書籍を一度当たってください。よろしくお願いします。Canadie 2006年7月16日 (日) 14:31 (UTC)