貞和
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貞和(じょうわ)は、日本の南北朝時代の元号の一つ。北朝方にて使用された。康永の後、観応の前。1345年から1349年までの期間を指す。この時代の天皇は、北朝方が光明天皇、崇光天皇。南朝方が後村上天皇。室町幕府将軍は足利尊氏。
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[編集] 改元
[編集] 出典
『芸文類聚』の「体乾霊之休徳、稟貞和之純精」から。
[編集] 貞和期におきた出来事
- 3年
- 4年
- 5年
- 4月、足利直冬が長門探題に任じられて備後国へ赴く。
- 8月、高師直の尊氏邸を包囲するクーデターで尊氏が弟の足利直義の執務を停止させ、上杉重能・畠山直宗らを越前国で処刑し、直義は出家する。
- 9月、尊氏が足利義詮を鎌倉より呼び寄せ、足利基氏を鎌倉公方に任命し鎌倉へ派遣する。足利直冬の追討を決定する。
[編集] 死去
- 虎関師錬
- 楠木正行
- 畠山直宗
- 上杉重能
[編集] 西暦との対照表
貞和 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 |
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西暦 | 1345年 | 1346年 | 1347年 | 1348年 | 1349年 | 1350年 |
南朝 | 興国6年 | 正平元年 | 正平2年 | 正平3年 | 正平4年 | 正平5年 |
干支 | 乙酉 | 丙戌 | 丁亥 | 戊子 | 己丑 | 庚寅 |