貸金業務取扱主任者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貸金業務取扱主任者(かしきんぎょうむとりあつかいしゅにんしゃ)とは、貸金業務取扱主任者研修を受講した者。
目次 |
[編集] 概要
2003年の貸金業の規制等に関する法律改正に基づき、貸金業を行う者は、貸金業務取扱主任者を1名選任することとなった。
[編集] 研修資格
- 貸金業務取扱主任者研修A
- 原則として、貸金業に従事する者で、次のいずれかに該当する者。
- 金融取引管理者認定研修を修了した者
- 過去4事業年度以内の実務編研修修了者
- 過去3年以内に貸金業務取扱主任者研修A及びBを修了した者(更新研修)
- 貸金業務取扱主任者研修B
- 16歳以上の者。
[編集] 研修
研修には貸金業務取扱主任者研修Aと貸金業務取扱主任者研修Bの2種類がある。
[編集] 研修科目
- 貸金業務取扱主任者研修A
- 直近3年間の法令改正、判例等の動向、従業員に対するコンプライアンス指導のあり方に関するもの
- 講習終了後、理解度測定
- 貸金業務取扱主任者研修B
- 貸金業規制法第29条に基づく基礎編研修 (貸金業規制法、出資法及び利息制限法に関するもの) に相当するもの
- 実務編研修(貸付契約の成立、貸金債権の管理、債権の回収及び手形、民事訴訟、民事執行、倒産処理等に関するもの)に相当するもの
- 貸金業務取扱主任者研修Aに相当するもの
- 講習終了後、試験