赤星マルクス研究会
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赤星マルクス研究会は、日本の新左翼党派。2004年10月にマルクス主義同志会から脱退したメンバーを中心に結成された。名称の由来は名古屋市中川区富田町大字千音寺付近が昔、赤星村とよばれていたことからきている。『資本論』を中心としたマルクス主義の研究とその普及のためにホームページとブログの運営を中心に活動している。
- 指導者:横井邦彦
- 機関紙誌:『労働者のこだま』『時告鳥』(ときつげどり・不定期)
[編集] マルクス主義同志会批判
赤星マルクス研究会は、マルクス主義同志会を一切の政治活動から撤退してマルクス主義団体としての内実を失っていると非難している。
また、赤星マルクス研究会は、マルクス主義同志会の経済学はマルクスの見解というよりも、リカードやアダム・スミスの古典派経済学そのものであり、古典派経済学によって「社会主義理論」を組み立てようとしたプルードンのような小ブルジョア社会主義に転落していると批判している。
さらに、赤星マルクス研究会はマルクス主義同志会は資本主義的生産様式の根底である賃労働と資本の関係を理解できず、資本主義的生産様式を単純な商品生産社会に解消していると批判している。つまり、マルクス主義同志会は、資本主義的生産様式を資本家と労働者のあいだで不等価交換が行われている不純な商品生産社会と見ており、これを純粋な商品生産社会(資本家と労働者のあいだで等価交換が行われる社会)に戻すことが社会主義であるという転倒した見解(不健全な資本主義社会を健全な資本主義社会に戻すことが社会主義であるという転倒した見解)に陥っていると非難している。
マルクス主義同志会は、このような赤星マルクス研究会の批判にこれまでのところ何も答えていない。
[編集] 年表
- 2004年10月 赤星マルクス研究会が結成される。
- 2005年6月 「アーリーバード」を創刊。
- 2005年9月26日 機関紙「アーリーバード」を「労働者のポチタ」と改称する。
- 2006年1月15日 機関紙「労働者のポチタ」を「労働者のこだま」と改称する。
[編集] 外部リンク
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