追跡ハイク
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追跡ハイク(ついせきはいく)は、グループで行う野外レクリエーションゲームのひとつ。 先行者と追跡者に分かれ、先行者が残した手がかりをたどっていくゲーム化された知的なハイキングのこと。追跡ハイキングともいうが追跡ハイクの方が広く知られている。 一般的に先行者は熟練した指導者がなる。 追跡者が年少者なら、追跡理由に地域の伝説などの物語性を加味して実施すると効果的であるが、年齢が上がっている場合は地域の文化遺産などを利用して知的探求心に訴えて行うことが肝要である。 追跡ハイクは、ボーイスカウトの活動によく利用されている。
[編集] コース設定
参加者の年齢、人数により実施地を選定する必要がある。また、自然、地域生活、歴史遺産など注目する対象を何にするかによっても変わってくる。実施地が決まったら、事前に実地踏破をしてコースを決定していく。
[編集] 目印
当日は、あらかじめ決めておいたコース上に、手がかりとなる目印をつけていく。この場合、追跡者が道に迷わないよう細心の注意を払う必要がある。また、途中で取られたり壊されたりしないよう工夫しなければならない。なお、目印は、終了後には、必ず取り去るようにする。 目印の大切さは、「登山で案内の矢印を勝手に消したり、書き換えたりすると遭難する」というような例を交えて参加者に伝えるのも一つの方法である。
目印には、自然物を利用した目印、人工のものを利用した目印、既存の物に書いた目印の3種類がある。
- 自然物を利用した目印 … 小石、木の枝、草、流木など
- 人工のものを利用した目印 … 紙テープ、リボン、ビニールテープなど
- 既存の物に書いた目印 … 棒で土の地面に直接書く、石にチョークで書くなど
[編集] 課題
目印を単純に追っていくだけでなく、途中で課題を出すことにより、変化に富んだコース設定ができる。 課題は、植物観察、史跡からの出題、遊びを取り入れたものなどあらゆることが可能である。また、カードを利用するなどで無人化することも考えられる。
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