運転整理
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運転整理(うんてんせいり)とは、鉄道において遅延などの障害が発生した際、平常運転に戻す作業である。運転整理の内容は、現場の状況を把握した上で、通常の場合は列車の運行を管理する運転指令所が決定する。
[編集] 内容
おもな運転整理の内容は、以下の通りである。
- 運転時刻変更
- 駅の発車・停車・通過時刻などの変更。
- 着発線変更
- 駅の到着・発車・通過する線路の変更。
- 種別変更
- 特急から急行へ、快速を各駅停車に変更するなど。
- 運行順序変更
- A列車→B列車という運行順序を、B列車→A列車に変更するなど。
- 運転線路変更
- 待避駅・列車交換(行き違い)駅変更
- 快速・普通列車が特急列車の通過待ちをする駅の変更、単線において列車の行き違いをする駅の変更など。
- 運休・運転打ち切り(部分運休)
- 列車の運転を始発駅から休止したり、途中駅で運行を中止する。
- 特発
- 臨時列車の運転など。
- 停車駅変更
- 停車駅をA駅からB駅に変更するなど。
- 臨時停車・臨時通過
- 通過予定だった駅に臨時に停車、停車予定だった駅を臨時に通過する。
- 回復運転
- 列車の遅れ時分を、運転速度を上げるなどして通常運転に戻す。
- 充当車両変更
- 車両Aから車両Bに変更する。
- 編成両数変更
- ○両編成から×両編成に変更する。
-
- その他にもある。
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 鉄道運転業務