野島断層
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野島断層(のじまだんそう)は、兵庫県淡路市にある活断層。国指定天然記念物。
[編集] 概要
淡路島の北西部・旧北淡町の北端、江埼灯台付近から富島地区までの長さ約10㎞にわたる活断層である。六甲山より淡路島に至る六甲-淡路断層の一部にあたる。
平成7年(1995年)1月17日午前5時46分に発生した兵庫県南部地震の際に活動した。震源に最も近い断層で、この際に断層面が地表に露出した。地震発生の際に断層南東側が南西方向に約1m~2m横ずれした横ずれ断層であり、同時に南東側が約50cm~1.2m隆起した逆断層となっている(一部、野島蟇浦地区では北西側が20~40cm程度隆起)。
この断層による破壊状況が最も顕著であった淡路市小倉地区に平成10年(1998年)に「北淡震災記念公園」がオープンした。公園内に「野島断層保存館」が設けられ断層の一部が保存されている。この年の7月31日に国の天然記念物に指定された。
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