金の斧
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[編集] あらすじ
あるきこりが斧を川に落としてしまい嘆いていると、ヘルメス神が現れて川に潜り、金の斧を拾ってきて、きこりが落としたのはこの金の斧かと尋ねた。きこりが違うと答えると、ヘルメスは次に銀の斧を拾ってきたが、きこりはそれも違うと答えた。最後に失くした斧を拾ってくると、きこりはそれが自分の斧だと答えた。 ヘルメスはきこりの正直に感心して、三本すべてをきこりに与えた。
それを知った他のきこりは、わざと斧を川に落とした。ヘルメスが金の斧を拾って同じように尋ねると、そのきこりはそれが自分の斧だと答えた。ヘルメスは呆れて何も渡さずに去り、恥知らずなきこりは自分の斧をも失った。
ヘルメス神ではなく女神やニンフが現れたり、場所を川ではなく泉や池として語られることが多い。また、日本の昔話でも同様の話が存在する。それでは女神ではなく、水神様となっている。
[編集] 教訓
神は正直な者を助け、不正直な者には罰を与える。