金津園
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金津園(かなづえん)は岐阜県岐阜市加納水野町付近に位置する、西日本最大級のソープランド街として知られる地域の通称。
日本三大歓楽街(またはソープランド)に匹敵する、と称される。金津園の名前の由来は定かではないが、この加納水野(かのうみずの)という地名が、縮まって「かのうず」から「かなづ」になったのではないかという説もある。
JR岐阜駅南口から西へ、徒歩で3分程度。
1888年、稲葉郡上加納村字金津に開かれた、金津遊郭が始まりである(金津園の名の由来がこの地名の金津からという説もある)。後に柳ヶ瀬の西柳ヶ瀬に移転する(当時58軒あったという)。しかし、太平洋戦争時、この地に軍需工場を建設するため現在の岐阜市長森付近に強制移転される。
1948年、当時の国鉄岐阜駅南口の紡績工場跡地に移転。この時業者は60軒あり、場所取りはくじ引きの上決められたという。この時1軒あたりの広さは63坪にきっちりとわけられた(現在も各店の敷地面積がほぼ同じなのはこの名残)。その後赤線地帯を経て、ソープ街になったものである(東京の吉原などと同様)。一方で周囲は、普通の住宅地になっている。
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