金華山 (岐阜県)
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金華山 | |
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![]() 長良川と金華山 |
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標高 | 328.9 m |
位置 | 北緯35度26分 東経136度46分 |
所在地 | 岐阜県岐阜市 |
山系 | -- |
種類 | |
初登頂 | -- |
金華山(きんかざん)は、岐阜県岐阜市にある山。旧名稲葉山(いなばやま)。 岐阜市のシンボル的存在で、市民のランドマークや憩いの場となっており、夜景が美しいことからデートスポットとして愛知県などからの客も多い。山頂付近には岐阜城が建ち、ロープウェイが通じ、金華山ドライブウェイも走る。
目次 |
[編集] 自然
山全体は、ツブラジイ・アラカシを主とした照葉樹で覆われており、照葉樹林の最終的な姿と言われている極相林となっている。 金華山の山名の由来は、ツブラジイの花が咲くと山全体が黄色くなることからきている。 市街地に接しながらこのような森林が残ったのは、江戸時代から「天領・お留め山」として入山や伐採が厳しく止められていたためである。それ以降も、明治から戦前までは「御料林」として、戦後は「国有林」として保護されてきた。
登山道ではヤマガラなどの鳥類や、リスをみかけることもある。 最近の調査では金華山にはイノシシが暮らしている痕跡が見つかっている。
[編集] 地質
地質的には古生代のペルム紀から中生代の三畳紀に堆積したチャートでできていて、非常に固いことからあまり浸食されなかったために、標高10m程度の岐阜市の平野の中でそびえ立つ山となって残ったものと考えられる。
[編集] 登山道
山頂へは、金華山ロープウェーの他、登山道もいくつか整備されている。
- 七曲り登山道・・・ロープウェイ開通まで最も多く利用された登山道。よく整備されていて道幅も比較的広い。初心者でも安心して登れる。ちなみに、名前は「七曲り」だが実際は13曲りぐらいある。
- 瞑想の小径(こみち)・・・所々急斜面や、道沿いに崖もあるが、難所には看板や橋等もあり、比較的よく整備されている。小さな沢を横切ったり、長良川や岐阜市内の眺めもいたる所で楽しめる。頂上付近に鼻高登山道への分岐点がある。
- 馬の背登山道・・・山頂までの最短コース。初心者にはかなりの急斜面。山頂にある馬の背登山道のスタート地点には「お年寄りや子供には無理です。」とはっきり書いてある。
- 百曲り登山道・・・馬の背に次いで短いコース。こちらも初心者には厳しい。
- 東坂登山道・・・岩戸公園からのコース。途中大参道、唐釜コースへと分岐する。
- 鼻高登山道・・・
- 達目(だちもく)登山道・・・東坂登山道から分岐して日野へ降りる。
- 大釜登山道・・・
- 大参道登山道・・・なだらかな平地。森のトンネルをくぐっているような感じ。
- 唐釜登山道・・・七曲り登山道と東坂登山道を結ぶ。なだらかで所々道が細い。
その他非公式な登山道も存在するが、現在はロープや杭で道が塞がれているため通行不能となっている。
[編集] 外部リンク
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