鈴木博之
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鈴木 博之(すずきひろゆき 1945年 - )は建築史家、東京大学教授。
東京生まれ。1968年、東京大学工学部建築学科を卒業、大学院に進み1974年東京大学専任講師、1974-1975年にロンドンに留学。助教授を経て教授に就任。2005年に紫綬褒章を受賞。
1984年、「ヴィクトリアン・ゴシックの崩壊過程の研究」により工学博士号を取得。 1990年、『東京の「地霊(ゲニウス・ロキ)」』によりサントリー学芸賞を授与された。
[編集] 著書
- 天上の館(サマーソン、邦訳1972、鹿島出版会)
- 古典主義建築の系譜(サマーソン、邦訳1976、中央公論美術出版)
- 建築の世紀末(1977、晶文社)
- 建築は兵士ではない(1980、鹿島出版会)
- 建築の七つの力(1984、鹿島出版会)
- 東京の「地霊」(1990、文藝春秋)
- 明治の洋館100選(1992、講談社)
- ロンドン(1996、ちくま新書)
- ヴィクトリアン・ゴシックの崩壊(1996、中央公論美術出版)
- 日本の「地霊」(1999、講談社現代新書)
- 『日本の近代 10 都市へ』(1999年、中央公論新社)
- 『現代の建築保存論』 (2001年、王国社)
- 都市の記憶(2002、白揚社)