長戸勇人
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長戸 勇人(ながと はやと、1965年7月29日 - 血液型A型)は、1989年の第13回『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)の優勝を初め、数多くのクイズ番組で優勝したクイズ王。京都市出身。京都府立嵯峨野高等学校卒業、立命館大学文学部地理学科中退。
歴代のウルトラクイズ優勝者の中で実力No.1との呼び声が高く、第13回の準決勝はクイズマニアの間で「ウルトラクイズ史上最高の戦い」と呼ばれている。その自由奔放で型にはまらない思考や鋭い感性でクイズプレーヤーとして絶大な人気を博した。1989年のウルトラクイズ優勝(優勝した年以外は予選敗退)後「戦士としてはクイズから引退します」と宣言するが、その後もウルトラクイズや『FNS1億2000万人のクイズ王決定戦』(フジテレビ)、『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日)などに出場している。
1990年~1991年にかけて出版された著書「クイズは創造力」シリーズにおいては、クイズ問題の出題パターンの類型化やクイズ形式別の傾向と対策など、それまで大学のクイズ研究会や一部のクイズサークルの中のみで共有されてきたノウハウを惜しげもなく公開したため、当時同シリーズはウルトラクイズや『全国高等学校クイズ選手権』の参加者の間で必携の書とまで呼ばれた。
2004年11月には『チャンネル北野』(フジテレビ721)内の『辛口屋台』コーナーに、立命館大学時代からの盟友である永田喜彰と共に出演。また2005年1月には『ワールド☆レコーズ』(日本テレビ)の『記憶力世界一決定戦』に出場し、高速ベルトコンベアで流れてくる30品目全てを順番どおりに記憶し答えることに成功、その健在振りを見せた。
現在は仲野隆也氏と共に有限会社セブンワンダーズを設立し、クイズ作家として活躍中。
[編集] 主な著書
- 「クイズは創造力〈理論篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズは創造力〈問題集篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズは創造力〈応用篇〉」(情報センター出版局)
- 「クイズは創造力〈RPG篇〉」(情報センター出版局、出版に至らず)
- 「つい誰かに出したくなる○×クイズ777問」(ごま書房)