長靴ホッケー
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長靴ホッケー(ながぐつホッケー)は、スケートシューズの代わりに長靴を履いてプレーする、アイスホッケーの別形態。
1978年に、北海道釧路町で冬期間の町民の運動不足解消のためにアイスホッケー元五輪選手、森嶋勝司らによって考案された。1チームは8人で構成され、前後半それぞれ5分間の10分間が1試合となる。スケートシューズではなく長靴を使用するため、リンク上では滑るのではなく走ることになる。そのため、転んだり絡み合ったりして、観客の笑いを誘う試合となる。スケートができない人でも参加することができる。
ルール/装備は以下の通り。
- ヘルメット、肘あて、膝あて、長靴を装備する。
- パックには、ウレタンボールを使用する。
- 1チームはゴールキーパーを含めて8名で構成される。
- 味方ゾーンを攻められている時には、攻撃側のフォワード選手は守ることは許されず、味方ゾーンに入ることも許されない。
現在では、道東を中心に秋田や石川、島根、大分、東京など道外にもチームがある。 大会形式での試合は、1986年に道内選手権大会が初めて開催された。2005年に、初めての全国大会が開催された。