開立直
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開立直(オープンリーチ)は、麻雀の役のひとつ。立直する際に待ちを他家に公開すること。取り決めにより採用される場合がある。二飜。
聴牌した状態で、手牌の待ちの部分を表向きにすることによって、和了牌が何であるかを他家に示しながら立直する。取り決めにより、待ちの部分だけではなく、手牌全てを公開しなくてはならない場合もある。オープンリーチして以降は手牌の形を変えることが出来ない。
聴牌の形と待ち牌が他家には見えているので、他の立直をかけている者以外からのロン和了はほぼ不可能で、和了る時は大抵自摸和了となる。立直をしていない者がオープンリーチに振り込んだ場合は、「役満払い」とするルールが多い。オープンリーチをする以前から立直をしていた者の振込みは通常払いである。このルールを採用した際に振込みを確定してしまった者が故意でチョンボをして損出を満貫に抑えようと考える人もいるため、誤ツモ等の明確なチョンボは100点罰符として場を続行させるルールも存在する。
ダブルリーチのオープンリーチはオープンダブルリーチまたはダブルオープンリーチと呼ばれオープンとダブルの効果が両方加算される。「オープン」+「ダブル」+「リーチ」の三飜とするルールと、オープンリーチのダブル(2倍)で四飜とするルールがあるが、一般的には前者が多い。
オープンリーチの理由としては
- 飜数アップを狙う(門前清自摸和の複合も考えれば、手役+三飜となる)
- 振聴なので自摸るしかない
- 多面待ちで自摸る確信がある
- 裸単騎(四副露単騎待ち)の者がいて、その者からのロン和了が期待できる(成功すれば前述のように役満になる)
- 先に立直している者がいて、その者からの直撃ロン和了が期待できる(得点状況的にその者から直撃したい場合が主)
などがある。