間接アプローチ戦略
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間接アプローチ戦略(かんせつあぷろーちせんりゃく Indirect approach strategy)とは正面衝突を避け、間接的に相手を無力化・減衰させる戦略をいう。第一次世界大戦後、リデル・ハートによって提唱された。
[編集] 概要
間接アプローチ戦略は国家戦略においては相手国と正面から武力衝突するのではなく、間接的な手段として同盟国への支援や、シーパワーを駆使した経済封鎖・通商破壊などの間接的な手段を用いて弱体化させ、政治目的を達成しようとする戦略である。軍事戦略レベルにおいては、単に敵の戦力を撃滅するのではなく、後方連絡線や指揮系統の破壊によって敵を無力化する戦略を指す。
[編集] 参考文献
- 戦略研究学会編 石津朋野著 『戦略論体大系④リデルハート』 芙蓉書房出版