防潮堤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
防潮堤(ぼうちょうてい)とは、台風などによる高潮の被害を防ぐ堤防のこと。より正確には、高潮による災害を防止するため設置された堤体、壁体、水門等の構造物、及び護岸、取付道路等の附属物をいう。高潮堤(こうちょうてい)とも呼ばれる。
平均干潮面から、4.6-8.0mの高さで整備されている。
[編集] 防潮堤の種類
- 緩傾斜式防潮堤(かんけいしゃしきぼうちょうてい)
- ゆるい勾配で土を盛り、その表面をコンクリートで被覆したもの。
- 棚式防潮堤(たなしきぼうちょうてい)
- 基礎として鋼管杭を打設し、海側に鋼矢板を打設した上部にコンクリート壁を設けたもの。
- 自立矢板式防潮堤(じりつやいたしきぼうちょうてい)
- 陸上部分は胸壁(きょうへき)と呼ばれる。
- 鋼矢板を打設した上部にコンクリート製の壁を設けたもの。
[編集] 関連事項
- 護岸
- 防波堤