防犯灯
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防犯灯(ぼうはんとう)とは、街路に設置されている電灯のことである。
[編集] 概要
防犯灯は街路に設置されている街灯の一種で、道路照明灯より照射範囲が狭い。防犯灯は、一個あたりの値段が安く、電気代が安いために色々な場所に設置されている。また新たに柱を立てずに、電柱等を利用して設置可能なため、工事費が安いのも特徴であり、人口が少ない地域などに多い。
防犯灯とは、夜間不特定多数の人が通行する生活道路で、暗くて通行に支障がある場所や、防犯上不安のある場所に自治会・町内会が設置する蛍光灯のことで、設置場所の状況に応じて、電柱に共架したものや、専用の柱を建て取付を行うタイプのものがある。 市町村が設置し自治会・町内会によって維持管理されている。維持管理のために、市町村は電気料金と補修費用の一部を補助している。
最近では、犯罪減少効果を期待した青色タイプのものもある。青色には、人の副交感神経に作用して落ち着かせるという鎮静効果と心理的に人を冷静にさせる効果があるとされる。青色防犯灯は見通しが良く、遠目が効くとともに、犯罪者が犯罪をあきらめる等の防犯効果が期待されている。
なお、家の前に設置してある赤外線センサーで人を感知して点灯する電灯は、センサーライトであり防犯灯ではない。