阿仙薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿仙薬 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() 阿仙薬 |
||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||
Uncaria gambir | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
阿仙薬(あせんやく)とは生薬の一種。別名ガンビール、ガンビール阿仙薬。 この生薬は、アカネ科カギカズラ属の植物で学名Uncaria gambirの葉及び若枝の乾燥水製エキスである(日本薬局方による)。褐色でタンニン類を多く含み、整腸薬、収斂性止瀉薬、口腔清涼剤として用いる。身近な例では、正露丸に配合されている。
また、別植物でマメ科の学名Acacia catechuを阿仙薬とすることがあるが、こちらはペグ阿仙薬ともいう。ペグ阿仙薬は、現在、輸入されていない。なお、A. catechuは、カテキュー、ペグノキ、ミモザ(ミモザは必ずしもA. catechuとは限らない)などといわれることもある。