限りなく透明に近いブルー
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『限りなく透明に近いブルー』(かぎりなくとうめいにちかいブルー)は、村上龍の小説。1976年、「群像」六月号に掲載、同年に講談社から刊行された。装丁を龍自身が手がけている。
2005年現在の発行部数は単行本131万部、単行本・文庫本の合計で350万部以上。
アメリカ軍基地を持つ福生を舞台に、若者たちの乱交と麻薬に明け暮れる日常を静かに描く。当時の文芸界には衝撃的であり、よく石原慎太郎の『太陽の季節』と対比された。日本の現代文学のひとつの始点となった作品。龍が20歳のころの福生市での体験をもとにしている。当初の題名は、「クリトリスにバターを」であった。