集まれ!ナンデモ笑学校

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集まれ!ナンデモ笑学校（あつまれナンデモしょうがっこう）はテレビ東京系で放送されていたバラエティ番組。

放送時間は金曜日午後7時～7時54分。放送期間1998年10月～1999年3月まで。

志村けんにとって初めてのテレビ東京での冠番組であった。かつてフジテレビ系で放送されていた「志村けんのだいじょうぶだぁ」のエッセンスをそのまま取り組んだようなコント番組。ヒロミやダチョウ倶楽部をサポートキャストに迎え、当時売り出し中のタレント・優香らをレギュラーに加えた。

途中から「志村けん・ヒロミの～」と番組タイトルに付くようになった。

笑学校という名から、授業スタイルのパロディコントもあった。教師役にヒロミ、志村ほかのメンバーが生徒役、そしてゲストが転校生または臨時教師という設定で登場する。

お笑い界の大御所・志村を主役に迎え、すでに稀少な存在であった「コント」をメインに据えた本格的お笑い番組であったが、番組制作予算は限られ、同じセットを使い回すなど体制の脆弱さが最初から露呈。それは志村の力量をもってしても補えず、視聴率も裏番組の「ドラえもん」(テレビ朝日系)や「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)という人気番組に押され伸び悩んだ。

志村は「ここ(テレ東)のスタッフはコントの作りを判ってない、自分がやりたいのはこんなのじゃない」と厳しい指摘を残し、番組もわずか半年で終了してしまった。無念さを示すかのように、最終回では締めの挨拶なども行わなかった。

その後、志村はエッセイ「変なおじさん」（日経BP社・新潮文庫）で「制作したテレビ東京にしても、あまりコントをやったことがないから、どうしていいのかわからなったとことがあったみたいだ」「コント冬の時代のといわれるなかで、コント番組をやらせてもらったことは本当に感謝している」と述べている。