集合 (プログラミング)
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集合(しゅうごう、set)とはコンピュータのプログラミングにおける抽象データ型の一種。
順序を持たないデータの集まりで、"同一"のデータは一つしか含まれないことが保証される。同一性は与えられた比較関数で判定されるので、外の文脈で同一かどうかは関数依存である。重複するデータを挿入しようとした場合、
- 無視する
- 新しい物で置き換える
- 多重化する("counted set"、"bag"などと呼ばれる)
のいずれかが発生する。多重化した集合では挿入回数だけ削除を行わない限りデータは取り除かれない。
アクセス速度は実装により様々だが、普通は二分木やハッシュなどの手法で高速化を図ることが多い。