雪中戦
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雪中戦(せっちゅうせん)とは寒冷地域における作戦・戦闘である。
[編集] 概要
雪中戦は氷点下の気候、積雪した地形における作戦・戦闘である。環境的な要員が部隊の戦闘力に大きな影響を及ぼし、作戦行動を妨げる。
無風状態においても極めて低気温であるが、風がある場合には体感温度はさらに下げられる。また積雪地域においては風雪、ブリザード、霧などは体感温度を下げるだけでなく装備に雪・水を付着させ、体温を奪い、視界を制限し、無線通信を時には妨げる。
健康面においては低体温症と凍傷の危険性が飛躍的に高まる。体感温度がマイナス65度なら人体組織は一分以内に凍りつき、適当な防寒具を装備していない人間は数時間で意識不明となる。また氷点下の気温は思考力を低下させるために意志決定を阻害し、円滑に動作ができず、疲労度は高まる。
装備においても大きな影響を受け、的確な作動を妨げる。氷点下になると金属類は耐久性が減衰し、マイナス30度に作動中に装備が破損する可能性もある。ゴムも氷点下になると伸縮性が失われ、潤滑油も凍結し、バッテリーの出力も低下する。
[編集] 関連項目
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