電磁波過敏症
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電磁波過敏症(でんじはかびんしょう)とは、「ある程度の電磁波を浴びると、身体が鋭敏に反応する病気」のことをいうという説があるが、明確な定義は特にない。アメリカ合衆国の医学者であるウイリアム・レイ博士によって「Electrical Hypersensitivity(電磁波過敏症)」と命名された。世界保健機関が電磁波過敏症の研究報告をとりまとめ、医学的診断でもなければ電磁界曝露と関連するような科学的根拠はない、と明らかにした。
一般に電磁波過敏症の症状として以下が挙げられている。
- 目の症状 :見にくい、目が痛い、目がうずくなど
- 皮膚の症状 :乾燥する、赤くなる、できものなど
- 鼻の症状 :鼻づまり、鼻水など
- 顔の痛み :顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
- 口の症状 :口内炎、メタリックな味がする
- 歯や顎 :歯や顎の痛み
- 粘膜の症状 :乾燥、異常な渇き
- 頭痛 :単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
- 疲労 :異常な疲れ、集中力の欠如
- めまい :気を失いそうな感覚、吐き気
- 関節痛 :肩こり、腕や関節の痛み
- 呼吸 :呼吸困難、動悸
- しびれ :腕や足のしびれ、まひ