霞城館
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霞城館(かじょうかん)は兵庫県たつの市にある文学館。矢野勘治記念館(やのかんじきねんかん)を併設する。
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[編集] 概要
たつの市出身の近現代の文化人、三木露風(操)、内海泡末(青潮)(信之)、矢野勘治(興安嶺)、三木清らの顕彰を目的として設立された。文献や写真、遺品など約750点を展示する。
館名は、龍野城の先の鶏籠山上の別名「朝霧城」に対する後の山麓の城の別名である「霞城」から名付けられた。 敷地内にある矢野勘治記念館の建物は矢野勘治が晩年を過ごした旧宅で、矢野に関する資料を展示する。 開館日は霞城館が1978年4月15日で、矢野勘治記念館が1992年10月22日。
- 三木露風(操)(1889~1964) - 詩壇に「白露時代」をもたらした詩人。「赤とんぼ」作詞者
- 三木清(1897~1945) - 哲学者、京都大学西田幾多郎門下、「人生論ノート」、「哲学ノート」等を著す
- 内海信之(泡末)(1884~1968) - 田園の詩人
- 矢野勘治(興安嶺)(1880~1961) - 正岡子規門下の歌人、旧制一高の西寮寮歌「春爛漫」、東寮寮歌「嗚呼玉杯に」の作詞者
[編集] 利用情報
- 開館時間 - 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日 - 月曜日