風向
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風向(かざむき、wind direction)とは、風が吹いてくる方位のことである。
例えば「南風」は、南から吹いてくる風のことである。風向は一般的に南、南南西、南西などといった16方位で表わすが、国際式の風向は、真北を基準に東が90度、南が180度といったように時計回りに表す360方位を使っている。無風状態で方位が定まらない場合は0で表す。
風向は時間により刻々と変化している。よって、単に「風向」という場合は、10分間の平均の風向を表している。しかし、風向は航空機にとって欠かせない情報なので、航空ではより精密な2分間の平均を風向としている。
寒冷前線などの通過時には、風向が今まで吹いていた方向から短時間で90度以上変化することがある。このような急激な風向の変化を、風向の急変といい、風向が時計回りに変わることを風向順転、逆に反時計回りに変わる場合を風向逆転という。
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