駿台学力テスト
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駿台学力テスト(すんだいがくりょくてすと)とは、駿台予備学校の系列に当たる駿台フロンティアJr.(駿台教育文化センター)が実施する、中学1年・中学2年の生徒を対象とした全国規模の模擬試験である。中学3年になると、高校受験公開模試と改称される。
駿台学力テストは年4回実施され、その都度、偏差値が出る。全体的な問題の質は高く、一般の中学生にとってはかなりの難度を誇る。しかし、それゆえに受験者の質も良いため、平均点は55点程度、時には60点を超えることもある。しかしそれでも難しいことは事実で、偏差値70で日本最難関と謳われる灘高校受験者のレベルで、慶應義塾高等学校・早稲田実業学校などの合格ラインとなると、わずかに偏差値58程度となることなどからも、全国の模擬試験では最難関と言っても過言ではない。東京大学に複数の合格者を送り込むような進学校でも、この模試における合格ライン偏差値が50以下とされる学校は珍しくない。
また、成績が返却される際には、得点・偏差値だけでなく、過去の自分の成績や通算での平均偏差値、全国での自分の順位や、県内の順位、自分の性別内での順位など、様々なデータが掲載されている。