鮫島警部
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鮫島警部は、大沢在昌の小説『新宿鮫』シリーズの主役で、架空の人物。
小説では下の名前は明らかにされていないが、1993年に製作された映画『眠らない街・新宿鮫』では鮫島 崇(さめじま たかし)と表記されている。
国家公務員第I種試験に合格し、警察庁に入庁したキャリアであったが、警視庁公安部時代にエス(内通者)を巡る意見の対立から問題を起こし、さらに警視庁内部のキャリア組に関する重大な秘密を、同期入庁の宮本から遺書として託されたことで、警察機構における特異な存在となってしまう。その結果、新宿警察署防犯課(現在は生活安全課)に飛ばされて、警部のまま据え置かれて現在に至る。
本来、警部は課長もしくは課長代理職を務める階級だが、鮫島は役職に就くことも係に属する事も無く、署内においても孤高の存在となってしまう。腹を割って話せる相手は上司の桃井(ももい)と鑑識課の藪 英次(やぶ ひでじ)だけである。ロックバンド“Who's Honey"(フーズ・ハニィ)のヴォーカル・青木 晶(あおき しょう)という跳ね返りでロケット・オッパイな14歳年下の恋人がいる。
ヤクザに容赦がなく、事前の根回し無く幹部クラスまで逮捕して(噛んで)しまうので、ヤクザからは新宿鮫と恐れられているが、実際の鮫島は警察官には見えない優男であり、新宿鮫という厳めしい通り名とのギャップに驚く者が多い。
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