鳳凰倶往
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鳳凰倶往（ほうおう ともみち、1956年12月7日 - ）は、日本の元力士。本名は壁谷友道。愛知県蒲郡市出身。現役時は二所ノ関部屋所属。最高位関脇。
[編集] 来歴
1971年9月場所初土俵。当時は中学在学中の入門が許可されていたが、翌11月場所に、在学中の本場所出場が問題になり、中学生力士はすべて4番相撲をとったところで場所中に帰京することになった。そして、次の1月場所は日曜日のみ出場で3番相撲を取り、翌3月場所は大阪開催のために不出場となった。こうした経験を持つ力士には、後に大関に昇進した琴風豪規がいる。
1979年7月場所に新入幕、腰の重さを利してしばしば上位を喰ったが、なまくら四つで左四つでも相撲が取れた。反面攻めに厳しさがなく、大成できなかった。大勝ちがなかった分、三賞とは縁がなかった。尚、三賞制度が出来てから最高位が関脇の力士で三賞未受賞なのは鳳凰だけである。ただ、金星は3個獲得している。1989年5月場所には十両の土俵で15戦全敗を喫し、翌7月場所には幕下まで陥落した。それ以降、十両に復帰することが出来ずに1990年5月場所限りで廃業した。最後の幕下時代に貴花田と対戦し、親子双方と対戦した数少ない力士であった。
[編集] 主な成績
- 幕内在位 34場所（うち関脇1場所、小結1場所）
- 幕内成績 218勝277敗15休
- 金星 3個（若乃花2、千代の富士1）
- なお、十両優勝が4回ある。
