鶴巻温泉
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鶴巻温泉(つるまきおんせん)は神奈川県秦野市(旧国相模国)にある小規模な温泉郷である。
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[編集] アクセス
駅周辺のすぐ近くに温泉郷があるので、交通の便は比較的良い。
[編集] 泉質
- 弱アルカリ性塩化物泉。
- 源泉温度26.3~37.3℃。
湧き出る温泉の中にはカルシウムイオンが牛乳並に多く含まれており(1960mg/kg)、世界一の含有量である。
[編集] 効能
神経痛、筋肉痛、外傷、やけどなど
[編集] 温泉街
近年は温泉街内に住宅地や高層マンションが建設され、住宅地の中にある温泉街というイメージが強い。しかし、温泉近辺は、まだまだ自然が豊富にあるので、観光気分は十分に味わえる。
[編集] 周辺の名所
[編集] 歴史
戦後は東京の奥座敷として発展した。
温泉旅館「旅館陣屋」の脇にマンションが開発された際に、源泉の湧出量が減ったとして裁判が起こされた。
2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉地内のある旅館で、温泉利用を表記していながら水道水を利用していたと報道された。
[編集] その他
[編集] 鶴巻温泉と将棋
鶴巻温泉内に存在する「旅館陣屋」では将棋の名人戦や竜王戦などが頻繁に行われている。その旅館から生まれた将棋の名勝負は数多いが「陣屋事件」と呼ばれる騒動の舞台になってしまったこともある。