A.D.POLICE
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『A.D.POLICE』はオリジナルビデオアニメ、テレビアニメ。オリジナルビデオアニメ『バブルガムクライシス』の外伝作品。 世界設定などは『バブルガムクライシス』シリーズと同じものを用いているが、登場人物の重複はなく、ストーリーにも互いに関わりがない。
目次 |
[編集] 世界設定
基本的に『バブルガムクライシス』シリーズと同じである。1999年に東京都心を大地震が襲い、東京は廃墟と化してしまうが、ゲノムコーポレーションの開発したアンドロイド・ブーマによって飛躍的な復興を遂げる。しかし東京には以後もブーマが住み着き、また経済的な面ではゲノム社が支配的なシェアを占める事になり、東京はゲノム・シティと化して行った。
そんな中、次第にブーマが故障により原因不明の暴走をはじめる事件や、それを利用した凶悪犯罪が多発し深刻な問題となったため、国はブーマが関係する事件のみを専門的に扱う警察組織「A.D.POLICE」を設立する。
[編集] オリジナルビデオアニメ
[編集] エピソード
- File-1「幻の女」1990年5月25日発売
- File-2「ザ・リッパー」1990年8月24日発売
- File-3「舌を噛む男」1990年11月22日発売
[編集] キャスト
- レオン・マクニコル:古川登志夫
- ジーナ・マルソ:松岡洋子
- アーネスト・ダイオーク:玄田哲章
- 幻の女:麻上洋子
- アルース:安倍敦
- サエキ:中尾隆聖
- アイリス・キャラ:冨永みーな
- バネッサ・バック:篠原恵美
- キャロライン・エバース:土井美加
- ビリー・ファンワード:若本規夫
- ヨーコ:玉川紗己子
- ハイド:鈴木晴信
[編集] スタッフ
- 原作:鈴木敏光
- 原案:トニーたけざき(『A.D.POLICE 25:00』B-CLUB連載)
- 監督:池上誉優(File-1)、西森明良(File-2,3)
- キャラクターデザイン:小田不二夫(File-1)、中杉透(File-2,3)
- 作画監督:小田不二夫(File-1)、北爪宏幸(File-2,3)
- 音響監督:藤山房延
- プロダクションデザイン:夢野れい
- 製作:AIC
[編集] テレビアニメ
全8話で、1999年4月から同年6月までテレビ東京系列で放送された。
[編集] ストーリー
A.D.POLICEに勤める佐々木健児は、刑事としての腕前は一流だが、他人とのチームワークが苦手でしばしば相棒を事故に巻き込ませたり、同僚とトラブルを起こしていた。今回も相棒であるポールが仕事中に重症の怪我を負い、人知れず失意の中にいた健児だったが、突然ドイツの警察本部から異動してきたハンスとペアを組まされることになり・・・
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] キャラクター
- 佐々木健児
- 声優:千葉進歩
- A.D.POLICEの刑事。無口で無愛想な性格で、同僚ともうまくコミュニケーションが取れていないが、ハンスとの出会いで序々にその頑なな態度が崩れていく。
- ハンス・クライフ
- 声優:山崎たくみ
- ドイツからやってきた刑事で、健児と組まされる事になる。明るく人好きのする性格であるが、実は過去の記憶がない事を不安に思っている。実は違法に作られた生態融合系ブーマの試作品であることが物語終盤に明かされ、最後は放射能が溢れるゲノム社の研究組織に自ら飛び込み、爆死する。
- 宮野恭子
- 声優:川澄綾子
- 健児の恋人である音大生。ヴァイオリン奏者。頑なな健児が唯一心を許している相手。物静かで聡明な少女。ブーマの事件で健児に助けられたのが二人の出会い。
- 結城聡美
- 声優:沢海陽子
- ハンスの通っているクリニックの看護婦。最初は言い寄るハンスを軽くあしらっていたが、段々と彼に惹かれていくようになる。実はゲノム社の社員であり、初めからハンスの正体を知っていた。
以上で、作品の核心的な内容についての記述は終わりです。
[編集] スタッフ
- 主題歌:infix(発売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ)
[編集] 外部リンク
- A.D.POLICE(AICホームページ内)