ASMP (ミサイル)
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ASMP Air-Sol Moyenne Portée | |
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種類 | 巡航ミサイル(空対地) |
全長 | 5.4m |
直径 | 350mm |
全幅 | 960mm |
エンジン | ラムジェット |
速度 | マッハ3 |
重量 | 840kg |
弾頭 | TN-81核弾頭 TNT300kt/150kt相当 |
誘導 | プログラム誘導 |
射程 | 80~300km |
ASMP(Air-Sol Moyenne Portée)は、アエロスパシアル製のフランスの空中発射型巡航ミサイル。
フランスの核抑止力(Force de frappe)の一環であり、全面的な核戦争へ移行する直前の段階で使用される。
1986年よりフランス空軍へ配備され、1989年からはフランス海軍にも配備が開始されている。84発が生産された(空軍60、海軍24)。AN-22核爆弾を運用していたミラージュIVと、AN-52核爆弾を運用していたシュペルエタンダールに運用能力が与えられた。後に、ミラージュ2000N、ラファールによる運用も可能とされた。
2010年の実用化を目指して、射程を延伸したASMP-Aと呼称される改良型が開発中であり、2006年1月16日に、ミラージュ2000Nによって最初の試射が行われた。