Bochs
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Bochs(ボックス)は、PC/AT互換機のエミュレータである。2000年3月以降、GNU LGPLに基づくオープンソースとなっている。
BIOS等を除く大部分は、標準C++によって書かれていて、更にプロセッサの命令実行をエミュレートしているために、移植性が高い。そのため、Linux、FreeBSD、Mac OS X、Windows用等、非x86環境を含む様々なプラットフォーム用のバージョンが存在している。
その反面、速度は遅いため、実用するためにはVMWareや、Virtual PCなどを使った方がよい。なお、似たものに、QEMUがある。
[編集] エミュレートするハードウェア
- CPU
- 標準構成では、Intel Pentium III 相当のユニプロセッサである。コンパイルオプションを変更することで、386、486、Pentium、Pentium II、または Pentium 4 相当にしたり、8プロセッサまでのマルチプロセッサ環境にすることが可能である。
- VGAおよびVESA2
- NE2000
- IDE ATA Harddisk drive
- IDE ATAPI CD-ROM/DVD-ROM drive
- Floppy disk drive
- Sound Blaster 16
など