G-クレフ
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G-クレフ(ジークレフ、G-clef)は日本の音楽グループ。
東京藝術大学音楽学部の学生だった落合徹也、後藤勇一郎、榊原大の3人によって結成されたインストゥメンタル・バンドである。
代表曲は『ダンディ・ベア』『夏の嵐のテーマ』など。グループ名はト音記号(treble clef)の別名 G clef から由来。
バイオリン、ピアノ、チェロなどアコースティック楽器でクラシック音楽のアレンジやオリジナルのフュージョンミュージックを発表した。確かなテクニックに裏付けられたブレイク(即興演奏)やステージ上での派手なパフォーマンスなどから、荒唐無稽ならぬ「高等無稽」などと評された。
メンバーを少しずつ変えながら活動し(柏木広樹、渡辺剛、菅原豊人、宮崎仁のほか、作曲家の松尾早人もサポートとして一時バンドに参加していた)、1990年にはインストゥルメンタルバンドとしては初めて紅白歌合戦に出場するなどしたが、1994年に解散。
メンバーの一部は現在もインストゥルメンタルを中心として音楽活動を続けている。元クライズラー&カンパニーのバイオリニストだった葉加瀬太郎との交流も盛ん。