HTML要素
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HTML |
Cascading Style Sheets ダイナミックHTML |
HTML要素(HTMLようそ、英: HTML element)はHTML文書において文書の構成を定義する一種の命令である。 HTML文書は1つ以上のHTML要素によって構成される。
目次 |
[編集] HTMLエレメントの構成
例) <b> 太字です。 </b>
HTML要素は一般的に開始タグ (Start tag)・内容 (Content)・終了タグ (End tag) の3つから成る。この開始タグ・終了タグをひっくるめて HTMLタグ と呼ぶ(単に タグ とも)。また、タグの種類を示すときには○○タグと呼ぶ(例:bタグ・scriptタグ等)。
普通、HTMLタグは上記の3つの構成であるが、内容が不要のタグ(例: <iframe> </iframe>
)や、終了タグを省略可能のタグ(例: <option>
)や、内容が不要で終了タグを省略可能のタグ(例:<img>)もある。
また、XML文書においては、空要素の開始タグと終了タグを複合させて<要素名 />
と記述する。(例:<br />
)
[編集] HTML要素一覧
[編集] デリミタエレメント
<html>...</html>
HTML文書の範囲を指定する要素。
<head>...</head>
HTML文書のヘッダ部分を指定する要素。HTML文書の情報(例:タイトルやスタイルシートなど)を指定できる。
<body>...</body>
HTML文書の本体部分を指定する要素。
これらのデリミタエレメントは次のように配置される。
- <html>
- <head>
- ここがヘッドセクションで、例えば
<title>...</title>
などのヘッドエレメントを並べる時にheadタグを記述する。ヘッドエレメントは此処に置かないと反映されない。
- ここがヘッドセクションで、例えば
- </head>
- <body>
- ここがボディセクションで、ブロックエレメント及び本文(インラインエレメントを含む)を記述する。
- </body>
- <head>
- </html>
[編集] ヘッドエレメント
<title>...</title>
タイトルを指定する。普通、ブラウザのタイトルバーに表示される。例えば、このページのタイトルは "HTMLエレメント - Wikipedia" である。
<base></base>
相対パスの基準URLをhref属性で指定する。
<link></link>
自分自身とhref属性で指定したファイルとの関係をrel属性で定義する。 rel属性はHTML4.01で有効なものには alternate,stylesheet,start,next,prev,contents,index,glossary,copyright,chapter,section,subsection,appendix,help,bookmarkがあり、他に使われるものとして、shortcut iconがある。
<meta></meta>
文書の情報を定義する。
[編集] ブロックレベルエレメント
[編集] 構造の明示
<p>...</p>
段落を構成する。
<blockquote>...</blockquote>
引用文であることを示す。この<blockquote>タグはあくまで引用目的に用いるべきであり、単にインデントするために用いるのは好ましくない。また、<blockquote>タグ内にクォーテーションマーク(「"」 や 「'」)を用いるのは避けるほうが良い。
<pre>...</pre>
整形済みテキストの節であることを示す。
<div>...</div>
ブロックレベルでのスタイルコンテナ。
[編集] インラインエレメント
<i>...</i>
斜体(italic)にする。(例:html)
<b>...</b>
太字(bold)にする。(例:html)
<u>...</u>
下線(underline)を引く。(例:html)CSSで代用可能で非推奨
<s>...</s>
<strike>...</strike>
中央線を引く(strike)。(例:html,html)CSSで代用可能で非推奨
<em>...</em>
少し強調(emphasize)する。(例:html)
<strong>...</strong>
強く強調(strong)する。(例:html)
<big>...</big>
大きく(big)する。(例:html)
<small>...</small>
小さく(small)する。(例:html)