IVDR
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iVDRはInformation Versatile Disk for Removable usageの略であり、iVDRコンソーシアムによって策定されているリムーバブルハードディスクの一種。 リムーバブルハードディスクとはいってもカートリッジにはHDD(ハードディスクドライブ)がまるまる一台内蔵されている。
読んで字のごとく、コンピュータのみならず、ビデオレコーダやオーディオ機器、カーナビなど、あらゆる情報機器でのデータ共有を実現することを目指しており、現在は世界に先駆けて商品化したアイオーデータのパソコン接続用アダプタとiVDRメディアのみが発売されている。
[編集] 規格
iVDRメディアには2つの規格と1つの暫定規格があり、それぞれサイズが異なる。幅×奥行×高さが80.0×110.0×12.7mmのiVDRと、80×67×10mmのiVDR mini、そして暫定規格のiVDR microは50×50×8mm。順に2.5、1.8、1インチのHDDを使用。これらにはiVDR-Secureと呼ばれる、SAFIAによりコンテンツ保護が行える規格もある。このほか、SAFIA技術を常備した、カートリッジに入っていない規格も存在する。
iVDRとiVDR miniはコネクタが共通化されている。microについてはその薄さから共通化されていない。なお、規格が誕生した当初はパラレルATA方式のインターフェイスが用いられていたが、2003年にシリアルATA方式のiVDRが発表され、以後は置き換わっている。この当初の規格は、現在ではiVDR parallelと呼ばれている。
[編集] 外部リンク
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