M.I.Q.
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M.I.Q.(エム・アイ・キュー)は、週刊少年マガジン紙上で2004年32号から2005年9号まで連載された、デイトレード中心のマネー教育マンガ。原作、マスヤマコム (クロパンダ)。漫画、浅井信悟。構成協力、富田かおり。
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[編集] 概要
本作は、デイトレードを教える2004年32号~48号が「第一部」、ビジネスの起業を教える51号~2005年9号が「第二部」という扱いになっている。
デイトレード未体験者には、ちょうど良い教材ではあるが、実際にやり始めた者に対しては、これをそのまま実践するのは、危険であるとの批判があった。 中高校生の読者に対し、リスクを説明することなく「信用取引」や「空売り」を薦めるなど、一部で「MMRの再来」「樹海」と揶揄されるほどかなり無理のある設定である。しかし、若者にデイトレードの存在や起業精神を伝えたことは、評価すべき点でもある。
[編集] ストーリー
第一部では、これからの日本人の生活が危機的な状況になりつつある事、その上でそこから抜け出すための方法…などを伝えている。 また、ローソク足・移動平均線…など、チャートについての基本を教えてくれる。
第二部では、起業したレストランのアルバイトとして働く中で、繁盛しているはずの店が、実は非常に危うい経営をしている事を指摘され、これを真の成功に結び付けるため、アイデアを出していく様が描かれている。
[編集] 登場人物
- 三浦アキラ(コンビニ)
- コンビニでバイトをしている高校2年生。特に長所もなく、成績も悪い。思い過ごしからの失敗行動が多い。通称コンビニ(黒場が命名)。優れたパターン認識能力を持ち、グラフ(チャート)から、直感的に「何か」を感じ取れる能力に長けている。
- 小田ナオコ
- 帰国子女の高校2年生。明るく素直で強烈な天然ボケの、典型的なヒロインである。ビジネス起業において、さりげない点にまで気づく資質をもっている。
- 八木トモヒコ
- 弁護士を目指している高校2年生。頭でっかちな優等生だが、常に論理的に考え発言している。黒場の授業に反発しながらも、他の生徒同様次第に彼に惹かれていく。リスク管理能力に長け、パソコンを駆使して情報解析を担当する。
- 黒場新太
- サーファーでデイトレーダー。突然、主人公の高校に教師として転任して来て、デイトレードの授業を行う。決めゼリフは「ルールが変わったんだよ」。黒場新太のネーミングは、原作者のマスヤマコムのハンドルネーム「クロパンダ」をもじっている。
- 和渕初治
- 黒場の師匠。黒場にデイトレードを教えた。合気道を体得している。和渕初治のネーミングは、投資教育で有名なDay Trade Net社の「馬渕一」氏をもじっている。
[編集] 関連項目
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