Wikipedia:Template名前空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

注：この文章は英語版より翻訳されたもので、承認されたものではありません。

テンプレートは複数のページに渡って同じ内容を複製するために使われます。テンプレートを変更することで、直ちにそれを使用しているページに反映されます。

目次 1 解説 2 使用法（更新予定） 2.1 テンプレートの作成 2.2 使い方 2.3 動的または置換 2.4 テンプレートの説明文 2.5 行区切りについての警告 2.6 実験用サンドボックス 3 歴史 4 関連項目

[編集] 解説

テンプレートは多くの場合は通常のテキストのものとは異なる背景色のテキストボックスのように見えます。それらはテンプレート名前空間にあります。これは名称の先頭に「Template:」を付けてページを定義するということです。

例えばTemplate:ネタバレ（編集ページを開くにはリンクをたどってください）というテンプレートについて考えてみましょう。記事にテンプレートの内容を挿入するためには、ウィキページに{{ネタバレ}}を挿入してください( {{ネタバレ}}をテンプレートタグと呼びます)。このタグのあるすべての記事には以下のテキストが表示されるでしょう。

この手法は一般的に包含(transclusion)として知られています。便利なテンプレートの一覧はWikipedia:Template メッセージの一覧を参照してください。

例えば{{列車トピック}}のような名前空間を利用できます。最初の文字（だけ）は大文字と小文字を区別しませんので、{{cleanup}}と{{Cleanup}}は同じテンプレートになりますが、{{cfd}}と{{CfD}}は区別されます。

テンプレートはまたテンプレートの出力に挿入されるテンプレートパラメーターを扱えます。

記事の名前空間にあるテンプレートは読者の理解を促す情報を提供します。これらは誘導を支援したり、内容が不足していることを警告する情報を含められます。編集者にのみ提供されるテンプレートの情報は記事のノートのページに属します。

テンプレート「名前空間」により、テンプレート名の周囲に二重中括弧を使用して、その名前空間とは別のページ中にそのページの内容を含ませることができます（例えば{{title}}はTemplate:Titleをインポートします）。これは次のような目的で利用されます。

• 一貫した方法で記事内に定型メッセージを配置する場合（それらがスタブや曖昧さ回避ページ等であることを示すような場合）。
• 著作権違反、中立性の議論などのような様々な問題への、シンプルなショートカットコマンドを利用した常套句の挿入。
• 関連する記事をまとめたリンク集への誘導テンプレートとサイドバーを作成する場合。
• Infoboxを作成する場合。
• 大部分が国際的に同じであるテキストの言語間流用性を提供する場合で、各言語毎に一部の専門用語が異なっている場合。専門用語は、同じ意味を表す各言語毎に異なる用語が書かれているテンプレートページを参照する{{..}}によって置き換えられます。これはtaxoboxesで採用されています。

テンプレートは本文の名前空間の記事の一部であるかのように見せかけられるべきではありません。代わりに直接記事内にテキストを記入してください。

WikitionaryのようなWikimediaの姉妹プロジェクトは別にして、テンプレートは外部サイトのリンク集を作成するために利用すべきではありません。

Wikipedia:カテゴリやWikipedia:関連項目が同じ機能を行う場合、テンプレートは他の記事へのリンク集を作成するためにも利用されるべきではありません。

名前空間の使用法やそれについての詳細な情報については m:Templateを参照してください。

(履歴) Wikipedia:Template メッセージの一覧 – 定型メッセージのリスト

(履歴) Wikipedia:誘導テンプレート – 誘導要素のリスト

[編集] 使用法（更新予定）

[編集] テンプレートの作成

新しいカスタムメッセージを作成するためには、メッセージのテキストを含んでいるメッセージ名の頭に「Template:」を付け、テンプレート名前空間に単純にページを作成してください。先頭以外は名前にスペースを含められます。このようなページを作るためにブラウザのアドレスバーにhttp://ja.wikipedia.org/wiki/Template:あなたのテンプレートの名前を入力してそのページを編集してください。[[Template:自作メッセージ]]のようなリンクをあなたのユーザーページやサンドボックスに作成してそれをクリックする方法もあります。あなたの作成したメッセージが編集されないようにブロックしたいと思うかもしれませんが（もし管理者権限があれば）、これについての議論はWikipedia‐ノート:Template メッセージの一覧を参照してください。このページにあなたの作成したカスタムメッセージを並べてください。

[編集] 使い方

ページにテンプレートを追加するには単純に2つの中括弧で両側を括ってテンプレートの名前を入力してください。具体的には、Template:Wikifyをページに追加するには、{{Wikify}}と入力してください。

もしテンプレートがたくさんのパラメーターを取る場合はテンプレートを下記のように定義することをお勧めします。

{{テンプレート名
|      param = Paramの値
| parameter2 = Text
|   variable = 変数文字列
}}

この同等の記号で区切りライン上に各パラメーターを置いてこれらを整列すればwikicodeが読みやすくなります。

[編集] 動的または置換

詳細はen:Wikipedia:Template substitution(英語)を参照のこと。

カスタムメッセージを含む方法は主に2つあり、１つは{{自作メッセージ}}で、もう１つは{{subst:自作メッセージ}}です。{{subst:自作メッセージ}}はメッセージテキストのコピーを作り、記事をセーブする際にタグが置かれた場所に配置されます（置換）。"subst"がない場合、メッセージは開く度に毎回ロードされて配置され、これは包含(transclusion)として知られる手順になります

言い換えれば、メッセージが更新されたとき、{{自作メッセージ}}を使ったページを更新する必要がありません。一つの指針として、すぐに削除される短い一時的なメッセージはsubstを利用してコピーされるべきであり（wikiソースにメッセージが残るという利点があります）、数ヶ月以上に渡ってページ上に残されるかもしれない標準的な警告類は更新が容易な包含(transclusion)であるべきです。（将来変更されるかもしれないリンクを含むメッセージのために{{自作メッセージ}}を使わないでください。{{自作メッセージ}}を含む全ての記事は、メッセージ中のリンクが修正された後に変更されない限り、この方法は「ここでリンクしているもの」を更新しません。）

あなたのページにテンプレートメッセージを置いた後で個別にテンプレートメッセージを編集する必要がある場合はsubstを使ってください。もし編集する必要がなく、むしろテンプレートが変更されると共にメッセージが自動的に更新されるほうがよいのであれば、substを使わないでください。

含有された時点で変数を置き換える方法の例はen:Help:Variablesのsubst magicのセクションを参照してください。

[編集] テンプレートの説明文

テンプレートのソースを見ただけではテンプレートを使うことが難しい場合がよくありますので、テンプレートには説明を付けておくのがよいです。

これには2つの異なる方法があります。

1つの案は下の例のように短い説明を直接テンプレートに書き込むために<noinclude>を使うことです。

'''これは{{1}}記事です。'''<noinclude>
このテンプレートを説明が必要な記事に添付してください。
これは記事を説明する形容詞をパラメーターにとります。
例えば{{article-describe|良くない}}は'''これは良くない記事です。'''というテキストを生成します。
</noinclude>

もう1つは説明のためにテンプレートのノートのページを利用することです（複数のパラメーターを持つテンプレートなどで好まれます）。この方法を利用するにあたり、最も単純な方法として第一セクションで分けて説明と議論を区別することが推奨されます（これは編集方針の例外です）。

=解説=
使用方法など…
=議論=
テンプレートについてのその他の議論

[編集] 行区切りについての警告

一部のテンプレートが不意に余分な行区切りを貼り付けられた記事に作り出してしまう原因となるかもしれないことに注意してください。テンプレートのページでは追加の行が見えないため、en:Wikipedia:Infobox templatesや、一般的に記事の右側に浮かぶ他のテンプレートボックスで特に問題となっています。

一般的な方針として、2つの区切りラインをテンプレート内に組み合わせて使うことを避けてください。これらは記事内で他の区切りラインと結合し、不必要な空白として表示されるかもしれません。

[編集] 実験用サンドボックス

テンプレートで練習したい（そして実験中なのに削除されてしまうようなことがないようにしたい）場合は、テンプレートサンドボックスを利用できます（訳注・日本語版にはありません）。またX1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9のテンプレートも実験目的で利用できます。テストテンプレートを含むために、{{X1}}をテンプレートX1に、{{X2}}をテンプレートX2に…という形で使ってください。

[編集] 歴史

昔はテンプレートをページ上で使う際に「msg:」接頭子をテンプレート名の頭に追加する必要がありました。例えば{{msg:stub}}を{{stub}}の代わりに入力します。これはもう不要です。

Wikipediaの最初の35ヶ月間は、テンプレートや包含のメカニズムが全くありませんでした。2003年12月6日のMediaWiki 1.2.6でMediaWiki namespaceが導入され、{{msg: ...}}の構文を利用して、ユーザーインターフェイスだけでなく定型メッセージの作成にも利用されました。2004年5月30日のMediaWiki 1.3へのアップグレードの間にこの機能はTemplate namespaceに置き換えられました。"テンプレート名前空間初期化スクリプト"の機能として、全てのシステムではないメッセージは新しい名前空間に移され、多くのリダイレクトが残りました。初期化スクリプトはまたリダイレクトを回避するために記事内のMediaWiki:への参照をTemplate:で置き換えました。

それからすぐにWikipedia:削除依頼（後に削除依頼またはVfDとして知られる）は"MediaWiki:VfD-記事名"形式の名前が付いたMediaWiki:メッセージを使いました。これらは2004年7月にTemplate:空間に移され、現在は"Template:VfD-記事名"という名前になっています。現在ではこの使い方よりもサブページを利用する方が好まれています。これらのVfD投票ページの（長い）リストはen:Wikipedia:VfD votes in the Template namespaceにあります。

[編集] 関連項目

• Wikipedia:テンプレートに関する編集の仕方
• Wikipedia:テンプレート文書パターン
• m:Help:Template for complete syntax reference
• Wikipedia:Template standardisation
• Wikipedia:Avoid using meta-templates