U-turnのオールナイトニッポン
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U-turnのオールナイトニッポンは、ニッポン放送で1996年の10月から1997年の4月まで放送された深夜ラジオ番組である。放送時間は木曜二部の時間帯である、27時から29時までであった。
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[編集] 概要
U-turnの「元生徒会副会長(=対馬)と元不良(=土田)のコンビ/()内筆者記」という売り出し文句の如き、凸凹なキャラクターを展開する番組であった。また際どい下ネタを連発し、フリートークでは家族やスタッフといった身内ネタを数多く展開した。土田は、とんねるずや電気グルーヴといったオールナイトニッポンのヘヴィーリスナーであり、彼らが番組で広めたスタイルを踏襲していたとも言える。
[編集] 主なコーナー解説
[編集] マラチャンプ
番組のメインコーナー。「オレのマラは○○!」という定型文の○○部分を考えるのが基本スタイルの一発ギャグコーナーである。途中、コーナー名が次々と変遷し、そのタイトルはことごとく下ネタであった。
[編集] 万国ヤンキー列伝
ヤンキーの特徴を描く。ネタコーナーであるにも関わらず、一時期、本当に見たヤンキーを報告する「隣のヤンキー情報」が溢れコーナー存続の危機に見舞われるが、復活。番組終了まで続く長寿コーナーとなった。
[編集] オナ日記
リスナーの自慰行為を延々と日記に綴るコーナー。番組のハガキ職人であったアナールDEオナールによって考案された。
[編集] 夢でもしあえたら
夢で有った芸能人、有名人、スポーツ選手などにツッコミを入れるコーナー。
[編集] 熱いハガキ
自らの思いの丈を語るコーナー。ハガキを読み上げた後、音楽がかけられる事が通例であった。ここから、さいたまんぞうによる「なぜか埼玉」が番組内でプチヒット。
[編集] 当選者発表
架空の商品の当選者発表を行うコーナー。番組構成上の時間潰しの感じが強く、投げやり気味のコーナーであった。
[編集] 北川辺企画
U-turnの専門学校時代の友人スガヌマ君が住む、埼玉県北端の街、北川辺を盛り上げようという企画。スガヌマ君が町長に立候補した時のキャッチフレーズを考える等、シミュレーション型の企画であった。また番組開始当初は、北川辺に存在する謎のラーメン屋「まりもラーメン」に関する情報を募集したり、リスナーと北川辺を探検する企画も行われた。
[編集] 放送にまつわる主なエピソード
- この番組は数多くのハガキ職人に恵まれた事で知られている。下ネタや一言ネタ等、書きやすいコーナーが多かった為と思われる。番組終了時には、ハガキ職人のA代表、B代表が発表され、お台場にてキャンプ(=リスナー参加のイベント)が行われた。
- 番組の放送時期が受験期であった為、浪人生のリスナーの数も多かった。リスナーから早稲田大学合格のハガキを受けとった土田は「この番組を聴いていると、早稲田と帝京と亜細亜大学に受かるようになっている」とコメントした。
- 下ネタの単語を公言するのは憚れるというリスナーの抗議を受けて、番組内では様々なスラングが生み出された。例としては、ロリコン→ペットボトル、ゲイ→元軍曹、マラ→太陽の塔、等。
- 終了間際の聴取率調査では、一部二部合わせて、12番組中、4位の好成績を残した。
- 番組でかかる一曲目は、U-turnの二人がカラオケを歌っていた。放送までに行われる収録にて、SMAPの「ダイナマイト」を録り終わった後、担当ディレクターが「ダイナマイト!」と叫んだ所から、ダイナマイト高橋の名前が生まれた。同じ状況から、フィーバー高橋、ナイスイン高橋の名も生まれた。
- 番組初期には「殿様シャンデリア」なる芸人が度々登場していたが、これは架空の人物である。