Zuiko Digital Lens
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Zuiko Digital Lens(ズイコーデジタルレンズ)は、オリンパスイメージング(旧オリンパス光学工業、のちのオリンパス株式会社から分社)から発売されている、フォーサーズ・システムのデジタル式システム一眼レフカメラ用の交換レンズグループで、ズームレンズが主体であるが、OMシステム(1972年に発売された35mmフイルム式システム一眼レフカメラ)ズイコー交換レンズグループの実質的後継製品でもある。
ズイコー (Zuiko) はオリンパス伝統の誇り高きレンズブランドであり、オリンパスの前身である高千穂製作所の写真部門として「瑞穂光学研究所」が設立され、そこが写真用レンズを生み出した時にそこから2文字をとって「瑞光」と名が付けられた。高い解像力と卓越した描写力は定評があり、OMシステムでも高く評価された。
オリンパスは一時、ズイコーブランドを使わず、オーソドックスに「オリンパスレンズ」と称した時代もあったが、デジタル式システム一眼レフのE-システムのリリースで、E-システムが実質的にOMシステムの後継製品である意味からズイコーブランドを復活させた。デジタルカメラに最適化した光学特性と、さらに精度を高めた加工技術でリファインし、写真用レンズとして最高レベルの性能を備えており、将来的に達成が見込まれる2000万画素超の高解像力にも対応出来るとされている。
主力のズームレンズでは超広角系から超望遠系まで揃っているが、単焦点のマクロレンズや大口径超望遠レンズもラインアップされており、魚眼レンズも2006年1月に発売された。全レンズAF対応で、マウントはフォーサーズマウントのため、OMシステムのボデーには装着出来ない。E-システムにはOMマウントアダプタ(数量限定でE-システムのボデー購入者に希望により無償配布されたのち、アクセサリとして発売された)の使用で従来のOMシステム用ズイコー交換レンズグループの装着も可能であるが、機能上の制約が多い。
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