うらが型掃海母艦
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うらが型掃海母艦 | ||
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概歴 | ||
就役開始 | 1997年3月19日 | |
退役完了 | 就役中 | |
前級 | 掃海母艦はやせ、機雷敷設艦そうや | |
次級 | 最新 | |
要目 | ||
艦種 | 掃海母艦 | |
排水量 | 基準排水量(うらが) | 5,650t |
基準排水量(ぶんご) | 5,700t | |
全長 | 141m | |
全幅 | 22m | |
深さ | 14m | |
吃水 | 5.4m | |
機関 | ディーゼル2基 2軸 | 19,500hp |
速力 | 22ノット | |
乗員 | 160人+司令部、合計170人(うらが) | |
武装 | 62口径76mm単装砲(「ぶんご」のみ) | 1門 |
12.7mm機関銃 | 数挺 | |
機雷敷設装置 | 1式 | |
搭載機 | MH-53Eに対する着艦・補給設備のみ | |
レーダー | OPS-14C | 1基 |
うらが型掃海母艦は、海上自衛隊の掃海母艦。機雷敷設艦機能を併せ持つため、機雷戦母艦としての性格を有する。
掃海母艦はやせと機雷敷設艦そうやの代替として、その双方の機能を兼ねそなえた艦として建造された。はやせのペルシャ湾派遣(自衛隊ペルシャ湾派遣)の経験を反映して、操船機能の向上が図られた他、掃海母艦としての補給・指揮設備に加えて、航空掃海を行うためのヘリコプター支援設備、水中処分員のための減圧室、機雷敷設艦としての機雷敷設装置を有している。MH-53Eヘリコプターを着艦させるために艦の後部は、大型のヘリコプター甲板となっている。なお、ヘリの格納庫は有していない。また、その搭載力・母艦機能を活かして災害派遣にも活用されている。
マスト・上構にはステルス性に対する配慮が行われているが、船体はステルス化よりも補給の利便性を優先して設計されている。船尾には航空掃海具を運用する大型のハッチと機雷敷設装置のハッチ4基を備えている。自衛用として前甲板に76mm砲1門を有するが、うらがには後日装備とされ、未だ装備されていない。
[編集] 同型艦
- MST-463 うらが 竣工:1997年3月19日
- MST-464 ぶんご 竣工:1998年3月23日