アイザイア・バーリン
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アイザイア・バーリン(イザイア・バーリンとも。 Isaiah Berlin 1909年6月6日 - 1997年11月5日)は、ロシア帝政下のラトビア・リガ生まれ。ユダヤ系の政治哲学者にして思想史家である。
1915年、ドイツ軍の進撃を逃れて、ユダヤ人であり木材商人であった父母とともにペトログラードに移る。1917年にロシア革命を目撃している。 彼は1919年にイギリスに来て住むようになり、オックスフォード大学に進学。第二次大戦中は、戦時勤務の要員として外務省に勤務。1957年に社会・政治理論の教授に就任。また多くの勲章、とりわけ1957年にはメリット勲章 (Order of Merit)を授与された。
彼の有名なエッセイである「二つの自由の概念」では、自由という概念を積極的自由(positive liberty)と消極的自由(negative liberty)に分け、自由という概念における議論に多大なる影響を及ぼした。
1983年、エラスムス賞授与 1987年、講演「理想の追求」
アイザイア・バーリンはオックスフォードで亡くなった。
[編集] 著書
- 『ヴィーコとヘルダー : 理念の歴史 二つの試論』小池けい(訳)(1981年、みすず書房)
- 『ある思想史家の回想 : アイザィア・バーリンとの対話』河合秀和(訳)(1993年、みすず書房)
- 『北方の博士J.G.ハーマン : 近代合理主義批判の先駆』奥波一秀(訳)(1996年、みすず書房)
- 『自由論(Four Essays on Liberty)』小川晃一ほか(訳)(1997年、みすず書房)(エッセイ「二つの自由概念」は本書に載っている。)
- 『ハリネズミと狐(The Hedgehog and the Fox)』河合秀和(訳)(1997年, 岩波書店)
- 『ロマン主義講義(The Roots of Romanticism)』田中治男(訳)(2000年、岩波書店)
[編集] 外部リンク
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