アイルランド国防軍
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アイルランド国防軍(The Irish Defence Forces)はアイルランド共和国における陸軍、海軍および空軍の総称。アイルランド語による正式な名称は義勇軍を意味するÓglaigh na hÉireann。アイルランド共和国大統領が総司令官を務めるが、実際には国防軍は国防大臣を通してアイルランド共和国首相の指示に従っている。国防軍は次にあげる組織で構成される。
アイルランド国防軍 | |
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人的資源 | |
徴兵年齢 | 17歳 |
徴兵対象範囲 | 男性15歳から49歳 : 1,029,525人 (2004年) |
徴兵対象者 | 男性15歳から49歳 : 827,811人 (2004年) |
徴兵可能人口の増加数 | 男性30,083人 (2004年) |
軍備費 | |
ドル換算 | 7億ドル (2000年1月レート) |
GDP比 | 0.9% (2000年1月レート) |
- 常備軍
- アイルランド陸軍
- アイルランド海軍
- アイルランド空軍
- 国防軍予備役
- 陸軍予備役 (Fórsa Cosanta Áitiúil)
- 空軍予備役 (Slua Muirí)
目次 |
[編集] 役割
現在国土防衛の観点から考えてアイルランド共和国の地理的状況は非常に恵まれている。欧州連合の北西の端に位置し、外敵からの侵略の可能性は全くない。アイルランドは長年中立政策を固持しており、これは第二次世界大戦においても変更される事はなかった。これらの影響から軍事能力は高いとは言えないが、国連の平和維持活動に対して長期に渡る参加実績を有する。国防軍の目的としては次の事項が挙げられている。
- 軍事攻撃に対処する防衛能力の整備
- 国内の治安確保においてアイルランド警察 (Garda Síochána)と協力する
- 国際連合統率下の平和維持、危機管理および人道援助活動
- 欧州連合での合意に基づく違法漁業のとりしまり
- 捜索救助、病人および怪我人の飛行機移送、政府要人の輸送、天災時の支援など
[編集] 歴史
国防軍の起源は1913年に発足したアイルランド人民族主義者による民兵組織アイルランド義勇軍にさかのぼる。この組織は1919年にアイルランド共和国軍 (IRA)へと発展解消を遂げ、アイルランド独立戦争でイギリス軍と戦闘を繰り広げた。1922年のアイルランド自由国の建国直後にIRAは正式な国防軍へと引き継がれた。アイルランド義勇軍とIRAで用いられていた正式名称Óglaigh na hÉireannは国防軍にも受け継がれている。現在この名称をIRA暫定派などの複数のIRA分派が用いている。国防軍はこれらの組織による正式名称の使用について強く反対している。 [1]
[編集] 能力
2004年の時点で陸軍は8,500人の常備軍を有する。海軍には8隻の沿岸パトロール艇、40名前後の乗組員を擁する1,000トンから1,500トンの艦船が7隻、乗員85名の1,900トンの艦が1隻存在する。空軍は偵察機、輸送ヘリ、大統領機および機関銃およびミサイルを備えたアクロバット用プロペラ機7機を有する。2004年の1月の時点では合計800名の軍人が国連の活動により世界各地に派遣されている。
[編集] その他
[編集] 外部リンク
- www.military.ie 公式サイト
- 62infantry.com 非公式の予備役サイト
- www.irishmilitaryonline.com アイルランドの軍事に関する個人サイト