アダルト・コンテンポラリー・ミュージック
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アダルト・コンテンポラリー・ミュージック(adult contemporary music)とは、ヒップホップやハードロック等を除いた、主流のコンテンポラリー・ポップ・ミュージックのラジオ・フォーマット/ジャンル。ACと略される。
日本ではこの種のフォーマットはAOR:Adult Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)として知られる。ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェル等が該当する。しかし、欧米で指すAORとは、en:Album-Oriented Rock(アルバムオリエンテッド・ロック)の略であり、プログレ/ハード・ロックを示すものであるので注意が必要。詳しくはAORの項目を参照のこと。
[編集] 種類
英語版によると以下のの三つに分けられている。
- ホット・アダルト・コンテンポラリー
- レニー・クラヴィッツやエアロスミス等少しハードめなロック・ミュージック。
- ソフト・アダルト・コンテンポラリー
- アーバン・アダルト・コンテンポラリー
- アメリカ系アフリカ人のオーディエンスを視野に入れたものであり、ソウル/R&Bを主にしている。ホットACよりソフトACに近い。このフォーマットはクワイエット・ストームとも呼ばれる。アニタ・ベイカーやレジーナ・ベル、シャーデー、ヴェネッサ・ウィリアムス等が上げられる。
1990年代以降はスムーズジャズ/フュージョン等より広くの範囲を含めたニュー・アダルト・コンテンポラリー(NAC)といったフォーマットもある。