イージーリスニング
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イージーリスニング(Easy Listening)はその名の通り、クラシック音楽等と違って緊張せずにくつろいで楽しめる軽音楽の意であり、具体的には管弦楽によるポップスを指す。小売店や飲食店、病院等で生活空間の雰囲気づくりのためのBGMとして使用されることが多いためBGMの意味と混同されることもある。また、MOR(middle of the road)とも呼ばれる。
[編集] イージーリスニングの歴史
元来はムード音楽と呼ばれていた分野である。イージーリスニングの始まりには諸説があるが、1960年代の中頃よりフランスで、ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブル、カラベリ等のグランド・オーケストラが台頭し、ポップスの管弦楽アレンジを多数発表したことが、現在の意味でのイージーリスニングの呼称の始まりになったというのが一般的である。従来のムード音楽と呼ばれていた時代のサウンドとの相違点としては、R&Bやフュージョン等の現代的な要素をとりいれていることがあげられる。晩年のパーシー・フェイスもこの路線であった。
なお、アメリカのBILLBOARDに1961年から1962年までの間と1965年から1979年までの間の2回EASY LISTENINGのCHARTができていたことがある。
日本では特に1970年代から1980年代にかけて、前述のアーチストの他にフランク・ミルズの『愛のオルゴール』やリチャード・クレイダーマンの『渚のアデリーヌ』などのヒットもあってかなりファンが増えた。
[編集] イージーリスニングの主なアーティスト
- アーサー・ライマン
- 神山純一
- カラベリ
- 喜多郎
- coba
- ゴンチチ
- ザンフィル
- ジェームス・ラスト
- 島健
- ジョー・サンプル
- トニーズ・ショウ
- ドン・フリードマン
- ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・オーケストラ
- 西村由紀江
- ニニ・ロッソ
- パーシー・フェイス(Percy Faith)
- バート・バカラック
- ピエール・ポルト
- 姫神
- フランク・プゥルセル
- フランク・ミルズ
- ベルディーン・ステンベルク
- ポール・モーリア
- 前田憲男
- 村松健
- リチャード・クレイダーマン
- レイモン・ルフェーブル
- ブラッドリー・ジョセフ
[編集] 関連用語
- グランド・オーケストラ
- JET STREAM
- エリック・サティ