イガール・アミル
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イガール・アミル(יגאל עמיר Yigal `Amir、1970年5月23日 - )は、イスラエル首相イツハク・ラビンの暗殺犯。
イエメンからの移民(イエメン・ユダヤ人)を両親としてイスラエルのヘルツリヤに生まれる。正統派ユダヤ教徒。ハレディームの小学校とイェシヴァを経てイスラエル空軍に入る。バル・イラン大学で法律とコンピュータ科学を学ぶ傍ら、極右学生のサークルに入ってオスロ合意に抗議。
1995年11月4日、ラビン首相を射殺し、現行犯逮捕された。ラビン死去の報に接すると、彼はただ「満足だ」と言った。
公判で、彼はラビン殺害の理由について「神の律法によれば、ユダヤ人の土地を敵に渡してしまう者は殺すべきことになっている」と語った。そして彼は終身刑となり、アヴァロン刑務所で服役している。2004年8月、獄中でロシア移民女性Larisa Trembovlerと結婚したことが話題になった。
なお、ユダヤ人がユダヤ人を殺すことは、ハラハーでは禁じられている。