イー・モバイル
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イー・モバイル株式会社(英記:EMOBILE Limited)は、イー・アクセス傘下の、ブロードバンド携帯通信事業を担当する会社である。2005年1月5日設立。
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[編集] 概要
総務省より新たに携帯電話用としての割り当てが予定される1.7GHz帯への、W-CDMA方式での携帯電話事業への新規参入を表明し、2005年11月9日、総務省の電波監理審議会の答申により、事業計画の認定が発表された(BBモバイル(ソフトバンクグループ)及びアイピーモバイルと同時)。これにより、事業認可と電波免許の交付(1.7GHz帯)が行われた。基地局はエリクソンと華為技術の製品を用いている。
2007年3月31日に東名阪でHSDPAを利用したデータ通信を開始し、2008年3月頃に音声通話サービスを開始する予定である。2008年には全国で利用できるようになるが、31道県においては当分の間NTTドコモのW-CDMAネットワークをローミング利用する予定である。
モバイルナンバーポータビリティは、ドコモのローミング受け入れ開始後から可能となる。
なお、イー・モバイルは当初、TD-SCDMA(MC)で携帯電話に参入すると表明し、2004年4月15日に実験局の予備免許、同年5月28日に本免許を取得し、フィールド実証実験も実施していたが、その後、W-CDMAに方式の変更を行う事となった。
[編集] 沿革
- 2005年(平成17年)1月5日 - モバイルブロードバンド事業の準備会社株式会社イー・モバイル設立
- 2005年(平成17年)11月9日 - イー・モバイルが総務省より携帯電話事業者として認可された
- 2006年(平成18年)9月11日 - 2008年の音声通話サービス開始時から2010年10月まで、NTTドコモ通信網のローミング利用に合意
- 2006年(平成18年)10月17日 - 設立当初のロゴから新しいブランドロゴマークに変更
- 2007年(平成19年)3月31日 - 定額データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始
- 2008年(平成20年)3月 - 音声通話サービスを開始予定
[編集] サービス
最大速度下り3.6Mbps・上り384KbpsのHSDPAデータ通信「EMモバイルブロードバンド」が主。また携帯電話事業者としては初めて、パソコンと接続した状態でのデータ通信も定額で利用出来る。開始当初のサービスエリアは東京23区、名古屋市、京都市、大阪市及び各周辺部、そして成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港。その後順次エリアを拡大予定である。
[編集] 端末供給メーカー
- シャープ
- NECインフロンティア
- ネットインデックス
- PCカード・CFカード端末を供給。
- 華為技術
- 日本市場初参入。
- オプション・ワイヤレス・テクノロジー
[編集] CMキャラクター
[編集] 外部リンク
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